胡蝶蘭の2番花

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育成

胡蝶蘭の花が散った後にする3つのこと

投稿日:2019年4月18日 更新日:

花が枯れて散ってしまっても、胡蝶蘭は決して全てが枯れた訳ではありません。

株が生きていれば、また花を咲かせることが可能です。

どうしたらまた花を咲かせることができるのか?

今回は、「胡蝶蘭の花が散ってしまった後、どんな世話をすればいいのか?」に焦点を当て、自宅での育成についての手入れの仕方やコツをまとめてみました。

3つのポイント

1. 2番花を狙う切り戻し
(4節残し)

2. 来年に備える切り戻し
(2節残し)

3. 鉢替え

 

〈1〉2番花を狙う切り戻し(4節残し)

華やかな胡蝶蘭の花が落ちてしまうと名残惜しい気持ちになってしまいがちです。

実は年内に2回目の花を咲かせる方法があります。

花が散ってからもう一度咲かす方法を、2番花(2度咲き)と言います。

胡蝶蘭は多年草の植物で、読んで字のごとく何年にもわたって花を咲かす生命力が強い植物です。

参考

多年草とは花以外は枯れずに越冬し、2年以上に渡り生存する草花

切り戻し位置で調整

花が咲き終わったタイミングで行うのが切り戻し作業です。

どの位置の茎を切るかで「2番花」or「来年に備える」か全てが決まります。

正しい位置で切り戻しを行えば、株が元気な状態なら2番花を付けるし、来シーズンに期待だってできるのです。

切り戻し時期

室内で暖かい冬を過ごした胡蝶蘭は、2月中には咲き始めます。

そうすると4月一杯には花は散ってしまいますが、このタイミングで切り戻しを行うと、夏にもう一度花を咲かす可能性があります。

西日本などの屋外(東日本では寒さで凍るか枯れる)で越冬した胡蝶蘭は、5月以降に開花時期を迎えます。

梅雨前に切り戻しを行うと、秋にはまた花を咲かすかも知れません。

しかし体力的に来春には間に合わない可能性があります。

2番花は株に体力がある状態でなければ咲かないのです。

4節残し切り戻し手順

  1. カッターかハサミを用意
  2. 花が全て落ちてしまった胡蝶蘭を用意
  3. 支柱のテープをカッターで切って茎から支柱を外す
  4. 株から支柱を引き抜く
  5. 根元から数えて4節目の上あたりを斜めにカット
  6. 新しい芽が伸びるのをひたすら待つ

※使用するカッターやハサミはしっかりと消毒

その年の1番初めに花を咲かせるために、胡蝶蘭はかなりの体力を使っているので、2番花の 数(輪数)は多いものではないかもしれません。

また、2番花に果敢に挑戦したにも関わらず結果が伴わなかったとしても、生命力が強い株が生きていれば来年も花を咲かす可能性はあります。

 

〈2〉来年に備える切り戻し(2節残し)

2番花を見たくて4節残しの切り戻しを施すと、胡蝶蘭の体力消耗が著しく、翌年の花は期待できないかもしれません。

そういった意味では2番花を無理に望むのでなく、今後も花を長く楽しみたいなら、あらかじめ株に力を蓄え来年に楽しみを取っておくのも手でしょう。

2節残し切り戻し手順

手順は2番花を狙う切り戻し作業と切る位置以外は全て同じです。

切る場所は株から2節目の上あたりの茎を斜めに切りましょう。

胡蝶蘭は一年に一回

2度咲きを求めずに、ハナっから胡蝶蘭は一年に1回咲かせればいい、という考えの方は、茎の根元2節目から切るべきです。

時期的に早目に胡蝶蘭の株をしっかり休めることができ、体力を付けて次の開花まで健康に保つことができます。

胡蝶蘭は一年に二回

いやいやいや二回見れるものは見たい、と思う方だって多数いらっしゃるかと思います。

そういった方は2番花と来年に備える胡蝶蘭を分け、数鉢購入する手段があります。

いくつかのローテーション(隔年とか)を決めて株を休めて花を楽しんではいかがでしょうか?

 

〈3〉鉢替え

花が落ちて株全体の体力が落ちている状態だとしても、それは次年度の準備をする大切な時期でもあります。

鉢替え(植え替え)は胡蝶蘭にとって、負担がとても大きい作業です。

しかし、より良い環境下に置いて株を休ますために、花が散ったら植え替えをしましょう。

鉢替えを行う条件は2つ

多本立ちの胡蝶蘭

2、3年植え替えしてない鉢

3本立ちや5本立ちなどの胡蝶蘭は、いくつかの株を1つの鉢に一緒に植えた状態となっています。

3本立ちなら株は3つ、5本立ちなら株は5つが一つの鉢に植わっている状態で売られているのです。

多本立ちの胡蝶蘭は花が落ちたらひと鉢に分ける必要があります。

例えば、5本立ちの大きな鉢には小さい鉢5つに植え替える必要があります。

鉢替えのための準備

必要なもの

・はさみ(消毒したもの)

・素焼き鉢

・水ゴケ(水で浸したもの)

・バーク(木のチップ)

鉢替えの注意点

元の鉢にはどちらが入っていますか?

鉢替えの前に入っているものと同じものを入れ替えましょう。

違う材質を入れないことに注意です。

植え込み材を変える行為は根っこが枯れる原因となります。

鉢に入れる素材

・水ゴケなら新しい水ゴケ

・バークなら新しいバーク

注意ポイント

植え替え作業に入る前には病気を防ぐために入念に手洗いし、はさみなどの器具類は殺菌消毒しておく

鉢替えの手順

  1. 支柱に付いているテープを切って支柱を引き抜く
  2. 古い水ゴケは剥がす
  3. 黒っぽい根はハサミでカット
  4. 緑色の健康な根だけを残す
  5. New水ゴケを根に絡めて鉢へ押し込む

植え替え後は10日ほど水はやらずに根の成長を促します。

鉢替えは人間で言うとクラス替えや引越しに値し、その新たな環境に慣れるまでにはある程度の時間がかかるのものです。

 

切り戻し・鉢替え後の管理

切り戻し作業や鉢替えの作業後の管理については、基本的に花が豪華絢爛に咲いている時期と同じで問題ありません。

風通しが良く直射日光が当たらない場所に置くことです。

根腐れしないように水は月2回程度で差し支えありません。

肥料は基本的にはそれ程上げる必要はありませんが、切り戻しや鉢替え後には1カ月を目安にあげれば十分でしょう。

大事なのは室内温度を年間を通して18〜25℃に設定しておけば、まず間違えがないということです。

 

まとめ

生命力が強く、手入れさえ行き届いていれば何度でも胡蝶蘭は復活します。

これが胡蝶蘭の大きな特徴のひとつです。

花が全て落ちた後でも、しっかりと世話をすれば1、2年先とは言わずずーと楽しめる頼もしい花なのです。

胡蝶蘭展より

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